2部の演目は能「船弁慶」と狂言「仏師」
能「船弁慶」は、前シテが静御前、後シテが平知盛の亡霊(写真)でシテ(主役)が違う人物を舞い分けます。
他に義経、弁慶などお馴染みのキャラクターが登場し、緩急織り交ぜた人気曲。昔、福知山城能で雨が降り出し、残念なことに後シテの登場を待たず中止になったとか。
狂言「仏師」は、偽仏師が仏像を求める田舎者をだまして吉祥天の製作を引き受け、自分が仏像になりすますが、いろいろ形を直すうちに正体がばれるというストーリー。
狂言に登場する詐欺師すっぱは、どこか愛嬌があり憎めないキャラクター。狂言の笑いはゲラゲラではなくクスクス(* ´艸`)!楽しい気分で鑑賞していただけます。